よう知らんけど弟

こないだ、久しぶりにCDを買った。河原町のタワーレコードで、おんなじのを2枚。

ひとつは自分に、もうひとつは3つ歳がはなれた弟にあげようと思い。

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弟はいま、地元の大学に通っている。

もうかれこれ6年くらいは離れて生活していて、
父さんや母さんとはたまに連絡をとっていたけど、弟とは本当になにもなし。
実家でいっしょに暮らしていたときでも、中高生のころは部活ばっかりだったからお互いに関心がなく
わたしは、食卓でじぶんの正面に座るこいつが、どんな性格で何を好み何を嫌うのか
まるで知らなかった。

大学の時もたまに帰省したら、片手をあげて「おう」と、ぎこちなくへんな挨拶をかわしておわり。
お互い自分から近況を話すことも、聞くこともなく、わたしはまた京都にかえってゆく。 毎回そんなかんじ。

それが、なんだか様子が変わったのが今年の初夏に帰省したときのこと。
「あの子全然就活せんのんよー」と母さんから話を聞いていたのだけど、
その時には早々と内定を1つもらっていて、なんと貪欲、もう1社本命のところを受けているとの話。
わたしとは違うタイプの人間だ、、、と俄然興味がわいてめちゃくちゃに話しかけた、ら、めちゃくちゃに話が弾んだ。

なんだ。けっこう楽しいやつじゃないか。

『くるりの20回転』の曲目を眺めていると、ちいさな赤いipodをスカートのポッケに入れて、いつでもどこでも聴いていた高校時代を思い出す。
制服の内側にイヤフォンのコードを通して、先生にみつからないように工夫してたな。
朝練に出るためにうす暗い中一人で通学してたとき、誰もいなかったからたまにでかい声で歌ったりしてたな。

10月は弟の誕生日月だった。
タワレコの黄色い包装に「おめでと。京都のバンドよ。」とメモをくっつけて送って数日後、
届いたー、と写真付きでLINEがきた。

うちはこの曲好きなんよこれもおすすめあんたはこれ好きだと思うわ
言いたいことはいっぱいあったけど我慢して言わんでおいた。

こんど会った時に話すのが楽しみだなあ。

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