J’aime de bric-à-brac / 僕はガラクタが好き

春、夏と秋にパリの至る所で開催されるフリーマーケット(Vide grenier)や、街中にある古道具店(Brocante)でガラクタを物色するのが好きだ。

パリには3つの有名な蚤の市がある。ヴァンヴ、モントルイユとクリニャンクールだ。ここで欲しいものを見つけても、プロの方々に値段の交渉をしたところで、僕が思う値段にはなかなかならない。 だけど買う買わないは別にして、良いものと思われるアンティークを見たり、手に取って触ってみることは選ぶ眼の力がつくような気がする。

僕がよく行くパリのフリマは指定された区間で場所代を払い、各家庭が不要になった家財道具や趣味の収集品をめいめいが値段を付けて売ることができる催し物。子供たちも大人に混じって、遊ばなくなって飽きてしまったおもちゃを売って、小遣い稼ぎをしている。
トラック一台でパリの捨てられた物を拾い集めれば、生活できる家財道具が一式揃えられるといわれる程、無駄が多いなかで、良い習慣が残ってることが、僕は嬉しい。

僕が好んで、このパリのフリマにガラクタを探しに行く理由がある。それは、不要品の中に掘り出し物を見つけることができるから。大袈裟に言うと、プロの売値の10分の1で買えます!
一般の方々は、商売意識がなくて、価値あるものとは知らずに売っていることが多いと思う。

今でこそ僕は、ガラクタを良く吟味して選んでいるけど、パリに住み始めた当初は、本当につまらないモノを買っていて、その物たちは部屋に飾られること無く、タンスの肥やしになっている。
そう、マダム クラウディーヌ、彼女に出会うまでは…

À suivre
つづく。

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Je vous souhaite une bonne fin d’année et une bonne et heureuse année 2017.
良い年末と2017が良い年であることを、お祈りします。
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著者プロフィール

月刊『Les miettes de pain』毎月28日公開
icon_mayumi伊藤 源喜(いとう もとき)

京都出身。関西のパン屋さんで就職後、2006年に渡仏。
良い事も、悪い事も受け入れながらパリで日本人妻と生活中。
現在はLa Boulangerie du Nil に在職中。
www.terroirs–avenir.fr