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2016年も盛りだくさんでした

2016年も終わろうとしています。今年のクリスマスは、ザッハトルテを作って販売しました。いわゆる生菓子を中心としたケーキ屋さんと違って、焼菓子とジャムしかないromi-unieにとって例年クリスマスイブ当日はそこまで忙しくなかったのですが、最近の世の中のシュトーレン人気が高まるにつれ、けっこう忙しくなるようになりました。とはいえ、ケーキ屋さんほどの仕込みや販売に追われるわけでないのですが・・・

そしてここ数年は、クリスマス向けに焼菓子屋っぽい特別なお菓子を作ることにしています。ケーキ屋じゃなくて焼菓子屋とジャム屋の間を取れるお菓子って、これがあんまりないのですが、ザッハトルテって、基本は焼菓子みたいなものだし、ジャム挟んでるし、上のグラサージュだって常温でいけるものだし、ぴったりじゃないですか。ザッハトルテいいなぁ、作りたいなぁ・・・って、ずーっとやってみたかったんですよね。実現できて満足です。鎌倉のカフェCafé Vivement Dimancheでも、生クリームを添えたザッハトルテとクリスマスブレンドのコーヒーのセットで食べられて、これは今年を締めくくるかなりハッピーな出来事でした。もちろん、食べに行きました!

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年末らしく、2016年の私をざっと振り返ってみました。今年も振り返ってみると盛りだくさん。

今年の目標は、何かワクワクする新しいことを見つけたい、勉強したい!と思っていました。そう思いながらも、またいつものように年明けの日々に追われている中で、マーマレードアワードにエントリー。

ヴァレンタインでチョコレートまみれになって、ホワイトデー、台湾での初めてのお菓子教室。そして知らぬ間に金賞受賞。金賞のグレープフルーツマーマレードの製造計画。販売計画。

今まで連載していたNHK出版の本の出版。

そしていろいろ思うところあり、決算期に税理士さんを変えるという大胆行動にも出てしまい、そうしている間に娘の小学校受験にうっかり挑戦。自分でもまさかの!という夏休みから秋の受験生活。

ひと段落ついた12月の初めに、ロンドンに娘と二人旅をしてきました。それというのも、やっぱりイギリスのお菓子に惹かれる気持ちが止まらないことと、3年前にマーマレードアワードのことを教えてくれた食器屋さんのマダムに(このお話しは以前のコラムで)、金賞受賞のことを直接伝えなくっちゃと思ったからなのでした!

3年ぶりのロンドンのお菓子は、やっぱりスコーンも紅茶もビスケットもお料理も朝ごはんもおいしくて、あまり期待していなかった現地バスツアーのコッツウォルズも美しくのどかな田園風景で、入ったティールームも大当たり。地元のおじいちゃんおばあちゃん、家族連れのムードの店内で、ミルクティーと一緒に頂くさっくりフワフワのスコーンとクロテッドクリームに感激しきりでした。相変わらずマダムの食器屋さんも素敵で、マーマレードのことをお話しすると、まるで親戚のおばちゃんのように、ものすごく喜んでくれました。受賞してから、一番うれしい気持ちになったかも。

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ロンドンもクリスマスで街がキラキラして、チョコレート屋さんやアイシングビスケット屋さんも可愛くて、マーケットもおいしいもののムードの勢いがあって、毎日が楽しすぎて、帰ってきてからも憧れが止まりません。これはまた来年もいくな、という予感を胸に抱きつつ、帰国しました。

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来年の計画といえば、ジャム屋さんを開くより前からずっと抱いていた夢のチョコレート屋さんに小さくチャレンジすることにしました。鎌倉の住宅街の一軒家を借りることにして、そこの2階は事務所に、1階部分で春夏はお菓子教室を開催。秋冬は、小さなチョコレート屋さんにするつもりです。駅からも遠くてひっそりとしたお店ですので、お客様の来客はあまり期待できないかと思いますが、その分、お菓子やチョコレートの勉強をもっとじっくりしたいと思います。イギリスにお菓子を習いに行くのものいいなぁ・・・

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日々いろんな悩みや苦しみはありますが、お菓子はやっぱり楽しいな、と思います。

来年は平和な毎日で、もっと楽しいお菓子の日々を送れますように。


著者プロフィール

月刊『いがらし ろみ の あまチャンネル』毎月29日公開

icon_romiいがらし ろみ

菓子研究家。1971年生。東京出身。
鎌倉・若宮大路と東京・学芸大学でジャムと焼き菓子の店を営む。
お菓子好きと怠け者と経営者とおかあさんとジュリーファンを行ったり来たりする毎日。