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vol.10 何にでも興味を持って働く

「 何にでも興味を持って働いてください 」
これは、私がアフタヌーンティー・ティールームでアルバイトをはじめた時、店長が入店のしおりの様なものに書いてくれたメッセージです。
最近この言葉をよく思い出します。そして20年以上を経て、今ようやくしっかりと理解できてきたような気がしています。

というのも、去年の秋頃から以前より少しづつお店が忙しくなりはじめ、今までのルールではお店がスムーズに回らなくなり、改善を余儀なくされました。
サービスの向上!これが今の課題です。

まずは、今まで自分中心にしていたキッチンの配置を見直し、無駄なく動けるキッチンづくりを工夫しました。
例えば、よく使うラップの位置を奥の方から中心に置き場を変えるだけでストレスが一つ減りました。
これってストレスだったんだという事に気が付いたというか、そういう事例がたくさんありました。
ストレスを減らす=手ぎわの良さにつながる。このごく簡単な積み重ねがこんなにも作業をスムーズにするなんて!今まで何をやっていたのだろうと可笑しくなります。結果が出ると、さらにできる事はないかとどんどん考え続け、いつもベストを更新中です。
基本の考え方は、「常に次に使う人のことを考え、分かりやすさ、取りやすさ、使いやすさを心がける」です。

私が働いていた頃アフタヌーンティーでは、
サービスの基本
Q:クオリティ
S:サービス
C:クリンリネス
H:ホスピタリティ
と、QSCが高いのは当たり前で、プラス最後のホスピタリティがとても重要とされていました。
お客様に対してはもちろん、一緒に働くスタッフ間でのおもてなしや思いやり。

現在、ソングバードコーヒーにはそのホスピタリティにとても長けているスタッフがいます。
自分の仕事をこなしつつ、常に相手の行動、次の動作もいっしょに読んで行動する。
執刀医が手を出しただけで必要な道具が出てくるみたいな、(実際、看護師でもあるのですがw)意図を読み取ってくれようとするその姿勢にはいつもとても感心させられます。
もしカフェでアルバイトしてるんだけどなかなかうまくいかないなぁと思っている人がいたら、まずは自分の事はさておき、お店の先輩の役に立とうという思いでがんばればきっとそこが自分の居場所になるはずです。

仕事にも、人にも、自分の取り組み方にも「 何にでも興味を持って働く」仕事を続ける上で、すごく前向きで様々な事に通じる言葉をだなぁと。
あの時教わってようやく身をもって理解できた事に、カリスマだった店長とほんのちょっとだけ考えを共有できた様な気がして嬉しくなるのでした。

そんな事を考えつつ、今日もサービスの向上を目指していますが、なかなかうまくいかない事も多く、ご来店の際、そのような時はどうかご容赦下さいませ。
と、と、というわけでソングバードではただいまスタッフ募集中でございます!!!

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毎月20日公開 月刊『12×Coffeecups』
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とくだ あきこ
ソングバードコーヒー店主
京都出身。
飲食店、インテリアショップを経て、2009年に堀川丸太町にソングバードコーヒーをオープン。