2番手俳優

風邪かと思っていたけれど、もしやこれは花粉症なのか…。
熱も出ず、ただ鼻と喉と目が不健康状態のまま10日間。
頭もぼーっとしてくる重症度…ツライです。
ただの気温差にやられた風邪だと良いなと、切に願います。

市民劇団に入って早10年。
今では他の劇団からも出演依頼が来るようになった遅咲きデビューの舞台俳優、私のお父さんです。
最初は裏方さんを手伝いたいと思い、市民劇団に入ったそうです。
家族には事後報告。
私もお母さんも、みんな驚きました。
市民劇団には、お父さんと同年代の人がいないため、すぐに役が付き、入って1年も経たない内に初舞台。
家族総出で観に行きました。
ハラハラドキドキしながら観てるお母さんの隣で、私と弟もお尻のあたりがムズムズしながらお父さんに注目…いやはや初舞台なのにセリフも間違えず、大きな声で堂々たる演技!驚きました。

それからも舞台経験を積むこと数回。
今年はついにチラシの2番手に名前が載るようになりました。
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3月某日。
今回は80歳目前の役。実年齢より少々上の設定なので白髪をより目立つように役作り。
幕が開き、最初のセリフがお父さん。
約2時間のお芝居で、ほぼ出ずっぱり。
初舞台から何回か、行ける時は必ず観に行っていますが、近頃はお父さんの演技に味というか、個性が端々に出ている気がします。力が入ってない、飄々とした演技。身内びいきな発言ですが、本当に立派なものです。
そして毎回驚くのは、セリフの多さ。今回も2番手に名前が載るだけあって長セリフが要所要所に…感服します。

本番を終え、ロビーでお客様をお見送りしている清々しい顔のお父さん。
だいぶ歳の離れた劇団仲間からは、りゅうさんりゅうさん!と、慕われている様子…楽しそうだ。

少しだけ心配なのは、この後に行われるであろう打ち上げで、歳を忘れて若者と同じペースで飲んで飲まれてへべれけになることだと
お母さん。
でもきっと、そこも込みでの劇団ライフ。

龍崎渡。
以後お見知り置きを。
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