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映画『僕とカミンスキーの旅』
ダニエル・ブリュール/ イェスパー・クリステンセン/ ジェラルディン・チャップリン/ ドニ・ラヴァン
監督・脚本:ヴォルフガング・ベッカー
原作:「僕とカミンスキー」ダニエル・ケールマン著(三修社刊)
配給:ロングライド
公式サイト: http://meandkaminski.com/

4月29日(土)YEBISU GARDEN CINEMA 他 全国順次公開

東西ドイツ統合という歴史的な一大事を背景に、社会の激変に翻弄される庶民の姿を哀歓豊かに紡ぎ上げた『グッバイ、レーニン!』(03)。公開当時のドイツにおける歴代興収記録を塗りかえ、ベルリン国際映画祭やヨーロッパ映画賞ほかで数多くの賞に輝いたこの家族ドラマは、日本でも多くの観客の笑いと涙を誘って大ヒットを記録した。愛する母親のために“優しい嘘”をつき続ける主人公アレックスを好演した主演俳優ダニエル・ブリュールは、その後ハリウッドに進出して国際派のスター俳優へと成長。近年も『ラッシュ/プライドと友情』(13)、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(16)などで喝采を博した。

そのブリュールが出世作『グッバイ、レーニン!』のヴォルフガング・ベッカー監督と12年ぶりに組んだ『僕とカミンスキーの旅』は、世代も境遇もまったく異なる31歳の青年と85歳の老人が織りなす奇想天外なロードムービーだ。

本作の最大の面白さは、主人公ふたりの型破りなキャラクターにある。他人の迷惑を顧みないエゴイストで、行き当たりばったりの突撃取材を行うゼバスティアン。美術史にその名を刻んだカリスマであり、病弱な見た目からは想像もできないしたたかさで相手を振り回すカミンスキー。そんな彼らがスイス、フランス、ドイツ、ベルギーの雄大かつ美しい風景をバックにドタバタ続きの珍道中を繰り広げ、摩訶不思議な友情で結ばれていくドラマは、異色のバディムービーとしても観る者を魅了する。

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→ 『僕とカミンスキーの旅』公式サイトへ