ちょえむ

チーフと帰省する際には空港行きのリムジンバスを利用します。
住んでいる街から約2時間。電車とちがい乗り換えなどが無いのでとても便利です。
空港に着き、大きなスーツケースとともに旅行に行く人たちを羨ましいなぁと横目で見つつ、そそくさと市内近郊タクシーの乗り場へ。
実家近辺の住所を告げて乗り込むと、すんなり運転手さんは出発。
ん?もしや地元の人かな?と、気になり名前を見ると、近所によくある苗字の運転手さん。

実家近くの交差点が近づいたので、このまままっすぐ行って次の信号を右にお願いしますと伝えると、運転手さんがミラー越しにちらっと私を見ながら、

あそこを右で?…次の角は左に曲がる?

その通りだったので、はいお願いしますと返事すると、

あれ?俺あの3軒は知ってるぞ!どの家だ?

…と、急に声のトーンがご近所トーンに。
1番手前の家ですと、言い切らないうちに、私の方を振り返り、

俺だよ!はずれだよ!

…あーこんにちわ。

俺のこと分かんないよな?いやー偶然だな!驚いた!

…すみません、あんまりコッチに居ないもので。

と、実家到着と同時に、チーフに会うのを待ちわびていたお母さんが玄関から出てきて運転手さんを見るなり、

あらやだ、はずれのヒデオさん!偶然ですねー。

いや俺も驚いたよ!

と、何となく住所を言ってすんなり出発した時から思ってはいましたが、田舎あるあるの何位かにランクインしそうな、タクシー乗ったら親戚の人だった!に遭遇しました。

家にあがるなり、お母さんがおじいちゃんにタクシーの運転手さんがはずれのヒデオさんだったの!と、大声で報告。
私はよく知りませんでしたが、はずれのお家とはおじいちゃんの親戚とのこと。

ちなみに苗字ではなく屋号で呼ぶのも田舎あるあるの1つではないかと思います。
私が聞いたことのある屋号は、はずれ、ほんけ、ぶんけ、げたやとぶたや…。
そして、ちょえむ。
私の実家の屋号です。
なんでもご先祖様の名前、長右衛門からきているそうですが、なんとも言えない響、ちょえむ。
職業を屋号にしているうちに比べると、ちょっとふざけてるような…ちょえむ。苗字は結構ガチガチな感じなのに、ちょっとヤワヤワ感が否めない、ちょえむ。

ややこしいんですが、ちょえむといえば、私のおじいちゃんのことで、ちょえむのとこの若いのといえば、私のお父さんのこと。そしてちょえむのとこの孫といえば、私のことです。

大人になっても結婚しても、ご近所さんからみたら、私はずっとちょえむのとこの孫。
このちょっと抜けた感のある屋号。
実は気に入っております。
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実家近くの道の駅付近をチーフとお散歩していたら、林の中に、急にモアイ。
都会には無いお散歩コースで楽しいです。
また来よう。リムジンバスに乗って。
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