お爺ちゃん子

先日実家に帰省した際、御仏壇に置かれていて思わず写真に収めてしまった祖父と仲良しお爺達の写真。
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手拭い鉢巻と前掛けをしているのが私の祖父です。
1980年に撮影された写真。
自分達で石を積み上げ、お宮まで行く階段を作った時の写真のようです。
自分達で何でも作ってしまうカッコイイお爺達。

「写真の額がずれて、直そうとしたら裏面からこの写真が出てきたんだよ。」と両親が各々私に報告してきてくれました。
祖父が亡くなって20年が経ちますが、私がお爺ちゃん子だった事、2人とも分かっていたので、写真を見せてあげたいという気持ちが伝わりました。
両親の優しさに感謝です。
幼い頃にタイムスリップして昔の記憶が蘇りました。
我が家は自営業を営んでいる為、両親が仕事をしている間は祖父と遊んで貰っている事が多く、私の定位置はいつも祖父の胡座の中。
下から祖父の顔を見上げ、シワシワになった喉仏を触るのが好きで、いつも触っていました。
保育園に登園する前、朝御飯を食べさせてくれていたのも祖父でした。
白いご飯の上に鱈子を乗せて食べさせてくれていた時、
「もっと赤くして!もっと赤くして!」と鱈子を増やして欲しいと我儘を言う末っ子甘えん坊。
しかしそんな我儘にもうんうんと頷き、鱈子を沢山乗せて、箸を口まで運んでくれました。
「白い御飯もいっぱい食べたね。偉いね。」と言って褒めてくれました。
習字の師範の資格をもっていた祖父と一緒に字を書いて遊ぶ事も多かったです。
裏面が白い広告紙を見つけ、筆で平仮名、片仮名、漢字を書いて遊んでいました。
ちょっとぐらい紙からはみ出しても、決して怒らず、「紙いっぱいに大きく書く事は良い事だよ。気持ちが字から伝わるんだ。」と言って褒めてくれました。
日本酒が大好きで、晩御飯の時、祖父の隣には必ず一升瓶がありました。
健康診断で「このままお酒を飲み続けたら長くは生きられないですよ。」と医師に告げられた祖父。
その日から、仲良しお爺達にどんなに勧められてもお酒を一滴も飲みませんでした。
その意志の強さ、我が祖父ながらカッコイイなと思います。

甘えん坊だった私も大人になり、寛大で優しくて意志が強い祖父の長所を見習いたいです。
誰かを褒めたり、自分自身に厳しくなることはなかなか難しいことですが。
尊敬できる人が幼い頃から身近にいたことを思い出させてくれた1枚の写真に感謝しています。

渋谷スタッフ(元 新宿スタッフ 木原)