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淋しい熱帯魚

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一家に一台のテレビでチャンネル争いをしていた時代が懐かしい。
最近では自分用にあるのも当たり前、いろんな便利なサービスもあって携帯やパソコンでも観れるし、
家にテレビがないという人も多くなっていて、テレビに育ててもらったと言ってもいいくらいの私はさびしい限り。

「こんなお母さん、いるんやろか」と今期の秋のドラマ「明日の約束」を見てぽつりと娘が言う。
「いるんじゃないかな」と答える。
毒親というらしい。子どもを束縛し支配するそんな親。
いろんな親子関係があるので、それでもよくて幸せな人もいるかもしれないけれど。
自分が毒親ではないと思いたいが、子どもに自分の出来なかった夢を託したり、
自慢できる子になってほしい気持ちはあるし、やっぱりうちの子はいい子と思っている(思いたい)

高校1年生の終わりに、部活の顧問とうまくいかないこともあって小学校から続けていたバスケットボールを辞めた。
当時、とても悩んでいた背中を押したのは母だった。
「一度始めたことを途中でやめるな、最後までやり通せ」と言い続けていた人だったので
「辞めて違うことをするという道もあるで」と言ってくれた(この間その話をしたら、母は全然覚えてなかったけれど)
溺れ掛けていた海に、浮き輪を投げてもらったような感覚だった。
その後も、安定したお給料をいただける職に就くことを願っていた両親は、
私が芸大に行きたいと言った時は、ちょっと反対した記憶もあるけれど家から通える学校を希望したので
とりあえずは応援してくれた。
16やそこらの私には、親の意見がまだ絶対的だったのかと思い返す。
が、あの時「辞めなければ」母が「辞めるな」と言っていれば、何かが変わってただろう。たらればの話をしても仕方ないけれど。
そんな、私は毒娘なのだろうか・・・

人は思うようになんかならない。
「親」は自分次第で子どもが思うようになると、思ってしまうのかな。歪んだ間違った愛情で。
明日の約束」もそうだけど、大人になる過程で子どもの頃に受けた影響は、とてつもなく大きい。
ひそひそ話で話したって、わからないように話したって子どもはいつも敏感で聞いて見てるんだから。
いろんなドラマや、映画、本、題材に、切っても切れない「親と子」問題の題材。
そりゃ、誰にだって「生みの親」はいるんだもんね。

私の記憶に残るドラマ・ベスト10に入る一つに「イグアナの娘」がある。
主題歌がElton Johnの「Your・Song」だったことといえばオシャレだけど、女優の菅野美穂さんが
時折イグアナになるので、インパクトがあった。
今更ながらに「萩尾望都」さんの作品だと知り、読み返したい見返したいと、このレポートを見て思っている。

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今年、菜の花の頃、家族で淡路島に。

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とりあえず食い倒れツアー。「もひとつやな」としか言わない母も「どれも美味しい」とモリモリ食べていた。健康でなにより。
家族は狭い水槽。海に出たいと思う日もあるよね。

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秋!食欲の秋。京都旅行に来てくださるお客様も、どこかしら予約してご飯を楽しみにしておられる。
住んでいると、なかなか予約していかないのだけれど、先日ご近所にできたフランス料理店Droitに。
キノコいろいろ堪能しました。前菜も肉もいっぱ〜い美味しかったけど、そんな食べたん?ってなるから
お魚の写真を。たまにはオシャレして出かけるのも、必要ですね。

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淋しい熱帯魚

 


著者プロフィール

月刊『IN THE POCKET』毎月27日公開
icon_mayumiモリカゲ マユミ

「モリカゲシャツの企画・販売係 面白いこと担当」

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