妃と天使とセレナーデ

冬が近づいてきて空気が澄んできたのか、ベランダから遥か遥か遠くに富士山が見えるようになりました。
以前、引越しのたびに富士山が近くなるなぁと、お父さんに言われたことを思い出します。
そんなお父さんから秋になるとキウイが送られてきます。

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知り合いの梨園の方が作っているちょっと珍しい紅妃という品種で、まだあまりスーパーではお見かけしない、希少なものだそうです。
切ってみると種の周りが赤いキウイ。
初めて食べた時はあまりの甘さにコレは何だと、驚きました。キウイの域は超えていると思われる糖度の高さと、ねっとりとした食感も含め、キウイというより洋梨のような…正に高貴な味。
収穫出来る数が少ないらしく、お父さんにお礼の電話をすると、来年は無いかもしれないから期待するなよーと言われますが、秋が近づくとまだかなーまだかなーと、待ちわびてしまいます。

チーフにも嬉しい季節到来。大好物の焼き芋が美味しくなる秋。
芋は千葉産か茨城産を買うのが間違いないと思っているので、スーパーの焼き芋コーナーを見て産地と品種をチェック。
今回は紅天使という近頃グイグイ勢力をのばしている甘くてねっとり系の焼き芋です。
チーフに全部あげるのは勿体無いので仲良く半分こ。

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まぁどちらかというと、チーフを口実に私が焼き芋食べたいのは皆んなご承知の事実。

せっかくなので、チーフと秋を満喫しにお散歩へ。
エントランスを出てすぐに鮮やかな黄色になりつつあるイチョウ並木。

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川沿いには桜の木の葉が色づいていて、趣きがある風景。

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けれど、やはり春の姿が待ち遠しくなる、実はあまり紅葉の良さがわからない私。
でもまぁ綺麗だよねと、紅葉なんぞいっさい気にせず歩いてるチーフとお喋りしながら、ぐんぐんと川沿いを調子良く歩いていたら、街のスピーカーから流れる夕焼け小焼け的なメロディー。
この曲が流れると、あぁ今日も1日終わるなぁと夕暮れノスタルジーな気持ちと、夕ご飯を急かされてる気持ちの波状攻撃。
さて帰ろうかと、チーフと家路を急ぐ私の頭の中では、いちょう並木のセレナーデ…。

そうだ。
京都へ行こう。