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“カフェ、それとも?”

「シェフが変わって今すごく面白いよ」と食べ友から連絡が入ったのは夏の終わり。店名で調べて見ると店内の様子も見るからにカフェ、しかし友人から送られてきた写真はレストランのそれ。このギャップはただ事ではない!!と翌向かった先は代々木八幡の「9 stories」。
いやぁ、驚いた。店の外観もコンクリ打ちっ放しのカジュアル感も本当にそのままカフェなのだが、出てくる料理はどこぞで新規に開業したら大変なことになっちゃうよ、というハイレベルなモダンフレンチ。これが千円札3枚ちょっとあれば頂けてしまうという驚異をご紹介しよう。
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小さな前菜は緑豆のクラッカー。小さな一口でも塩加減が素晴らしい。もちろんシャンパーニュと共に。
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蟹とコリアンダーのタルタル カリフラワーのブラマンジェ
こちらは前々回の前菜だが衝撃的に美味しかったのでご紹介。あっ、そうです、すでに3回リピート済み!
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マグレ鴨のロースト ジュとベリーのソース
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メインは鳩。素晴らしすぎるではないか。もちろん火入れもガルニチュールもソースも旨い。設えこそ違えばミシュラン星つき!は言い過ぎだとしてもビブグルマンはついてもおかしくないだろう。そして別料金となるデザートがまた素晴らしい出来。
調べてみると今年の4月に新しく就任した石崎シェフは、レストランオザミ、フロリレージュで腕を磨いた若手シェフとのこと。一度、騙されたと思って足を運んでみてほしい。カフェの空間で、レストランのクオリティー。というか、設えがレストランに追いついてしまったらこの価格ではいただけなくなるだろう。
あっ余談だがユニフォームがむちゃくちゃ好みだった。。

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小さな襟の締り具合、袖つけとボリューム感、なんとも可愛い。オーナー曰くセリーヌをイメージしたものだそう。
料理もそれも含めて是非。

9 stories
http://www.nine-stories.jp/


著者プロフィール

月刊連載『153.1 × manger』毎月18日公開
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東京生まれ、東京育ち。
いろんなコトしてきました的東京在住人。
主に食、ほか、アート、映画、ファッション、五感に響いたものを写真と言葉で綴ります。