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南インド・ニルギリの旅 3

前回に続いてケララのご案内。
インドのケララとタミールナドウ、この2つのエリアにまたがりニルギリのお茶の産地があります。

ケララのスパイスの産地を見たくて、そしてアーユルヴェーダの故郷で本場の体験もしたくて色々と情報を探して旅の企画をはじめましたが、南インドのガイドブックなら英語で見つかるのですが、日本語のガイドブックもお茶の産地の資料もなかなか見つからず困り果てました。そこで思いついたのが、自分の旅をネットで事細かく書いている人や現地に住んでいる日本人のブログを参考にすること。最近行ったグルジア(現 ジョージア)の時もガイドブックが出ていないところなどは、そうして旅の企画をしました。2012年のニルギリも同様に企画を組みました。
インドの伝統的医学、アーユルヴェーダ。これを知ったのは、スリランカでした。
キャンディの茶畑の跡地にホテルが出来、その名前が ”ツリー オブ ライフ” 。そう、東京でいろんな施術をされているハーブの専門店が『生活の木』。
こちらの経営されているホテルでした。
ここで初めてドクターチェックを受け、マッサージをしてもらい、すっかり気に入った私は同じ旅でまた違ったタイプのアーユルヴェーダの施術院があると知り、セイロンティーで有名なウバの産地 バンダラウエラで治療院へ行き、施術をしていただいたのです。日本の会社が経営するホテルとはまた違った民間の施設に感激しました。お茶の旅ですが、そういう訳で始まりの地であるケララに憧れ、この機会にと海辺の町から車で行くことにしました。ケララにはアーユルヴェーダ大学があり、短期留学で日本からも授業が体験できるそうです。そんなブログを読みながら、もっと短期のレッスンや施術をしてもらえる施設を探しました。
Spice Villegas。2泊3日だけお茶のことも忘れ、頭を空にする目的でこのホテルを選びました。入り口から素敵なデザインで、まずハーブが生け花のように並んでいます。そのハーブの中からリクエストを受け、フレッシュハーブティーをそれぞれブレンドしてくれます。

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プールがあり、コテージになっている宿泊設備は、一軒ずつの一戸建てになっています。その間にも色んなスパイスが植えてあり、庭を歩くと見ることができます。庭の端にはショップもあり、スパイスボックスを販売されていて思わず買ったものを今でも大切に使っています。
ドクターの検診を受け施術をしてもらいましたが、今までインドのデリーやコルカタのホテルでのものよりも本格的でした。一緒に受けた4人がそれぞれ違った施術で、人によってちゃんと使うハーブやスパイス変えてくれるのです。そうでなくっちゃ!
これには大満足で、来てよかったと思う嬉しい体験でした。ここではスパイス検定のようなものがあり、すっかりその気になって質問に答えて行くのですが出来ませんでした・・・こちらではオプションでシェフに学ぶスパイスクッキングのコースもあり、気を取り直しチキンカレーのレクチャーを受けましたが、これもスパイスの使い方がとても楽しくて勉強になり、ぜひ機会があれば再訪したいと思うホテルでした。

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いつまでも滞在していたかったのですが本来の主役はお茶の旅、南インド ニルギリ紅茶の旅なので、そこそこにして切り上げなくてはいけません。
英国の統治時代の影響で色々と興味がありすぎる南インドスパイス産地、ぜひもう一度訪れたいものです。
ケララを後にして、私の旅はまだまだ続きます。

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著者プロフィール

『メランジェ的世界の歩き方』毎月21日公開
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松宮 美惠 (まつみや よしえ)

200種類のお茶とお茶まわりのグッズを扱う「ラ・メランジェ」のオーナー。
ラ・メランジェは1988年に京都・北山にオープンし、92年からは同じ北山に店を移転拡張し、2005年9月烏丸二条に移転。2015年5月で対面販売 小売店店舗をクローズ。今後お茶を扱う専門家、飲食関連のサービス、お茶を教える専門家などに今までの経験を生かし指導をしていくことを新しいジャンルとして設ける。ものを売るというよりも、お茶とお菓子ですごす時間や空間、そこから生まれるコミュニケーションが大切だと考え、これを提案したいというのが基本的なコンセプト。このためお茶と食、またそれにまつわる文化に強い関心を持ち、1990年からヨーロッパを中心に海外に頻繁に旅し、情報を常に吸収し、ノウハウを蓄積しているのが強み。最近では、特に中国へ赴くことも多く、中国茶と茶器の品揃えも強化。現在、かの地の文化を修得しつつある。お茶については、海外からはお茶を直接輸入し卸しも行なうが、国内・国外のお茶とも、すべて自らテイスティングし、セレクトしたものを扱う方針。お茶のコーディネイトの仕事も多数。