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星降る街角

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最近は滅多に買うことはないけれど、本屋さんに並ぶ付録付きの雑誌は年々すごくなっている。
サンプルを出して見せてあることもあり、父(86歳)までも付録目当てで女性ファッション雑誌を買ってくることがある。
付録やオマケは人の心を動かすのだと感心する。

孫のために父母がお土産と買ってあげるのは付録付きの「めばえ」とかが多かった。
成長に応じて、付録付きの雑誌は変わっていく。私も子どもの頃は、漫画のりぼんの発売日あたりには何度も本屋に行ったものだ。
息子も例に漏れずヒーローものに心を奪われた時は戦隊モノが多く載っている付録付きの雑誌を欲しがった時期があった。
娘の出産が5日も予定日過ぎていた日、天気も良く、午前中は3歳息子と公園でたっぷり遊んだ。
なのに昼寝をしないので、手をつないで近所の商店街を歩いて買い物に。
滅多に買わない私が、まず花屋さんでチューリップ買った。
「綺麗やなー」とご機嫌で歩いていたのに、抱っこしてと言われ「本買ってあげるから歩いて!」と
本をエサに歩かせ、本屋で戦隊モノの付録付き雑誌を買う。
スーパーで、ドレッシングだけ買い、ついにコクリと3歳の息子は寝てしまった。
臨月の私は、3歳の子どもをおんぶ、ポケットに財布とドレッシング、片手にチューリップと雑誌。
このままそっと降ろして昼寝をしてくれることを願いながら、片道10分くらいの道のりをゆっくり帰った。

家に着いて、そっと降ろしたはずが息子は目を覚ましてしまい、雑誌を目をキラキラさせながら開封していた。
「作って!」と開けるやいなや、せがまれた付録。「ご飯食べてからなっ、本を先に見ときっ」と言いながら少し横になる。
その時の付録が、百獣戦隊・ガオレンジャー!という戦隊モノの「紙」で作る携帯電話の形をした変身アイテム。
何度も何度も何度も何度も何度もせがまれ、しぶしぶ(疲れていたこともあり)作り始めた。
工作は好きな方なので、作り始めると熱中する。
「まだ?」と数分ごとに言われることに、イラっとしつつも「待ってやー」と丁寧に型をくり抜いていく。
山おり谷折り、のりしろ・・・・「紙」で作る変身アイテムの細かさに、感動しながら。
そのうちドラえもんのテレビが始まり、「まだ?」は言われなくなったのだけれど、何故かいつもより集中できない。

陣痛が始まった・・・・
「紙」で作る携帯電話の変身アイテムを私の手で完成することは出来なかった。それが付録の最大の思い出。

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関西の人ならたぶん一度はCMを見たことのある「箕面温泉スパーガーデン♪」
温泉がメインとすれば、おまけ?でプールやゲームセンター、無料カラオケ、コスプレまでできる。
そして、箕面劇場というステージがあって大衆演劇やショーや落語まで、連日お楽しみがいっぱいなパラダイスだ。
その昔、息子が好きだったガオレンジャーだった人や仮面ライダーもいる『純烈』というグループが、
箕面劇場に来ることを知り、衝動的に見に行った。
平均年齢が40歳というグループ「純烈」ムード歌謡、やっぱりいい。ずっと座ってたけど最高。おばちゃんがハマるのもわかる。
昭和生まれ、私もおばちゃんになったのだ。
息子に言ったら懐かしむだろうと、自慢げに言ったところ「何それ?」あんなに集めたおもちゃも、記憶にないなんて。恐るべし3歳の記憶。

純烈」終わりでお風呂に入り、箕面から帰るその日の夜空はとてもとても綺麗だった。

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紅白出場を目指しておられます。『純烈

テトリスしたら、1分くらいで撃沈だった・・・
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コスプレし放題。
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いつの日か、宿泊して大宴会してみたい。
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星降る街角

 


著者プロフィール

月刊『IN THE POCKET』毎月27日公開
icon_mayumiモリカゲ マユミ

「モリカゲシャツの企画・販売係 面白いこと担当」

MORIKAGE SHIRT http://mrkgs.com

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