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夏のタイムマシーン

今、初めて告白するんですけど(ここで⁈って感じですが)、
子どももまだ小さくて普段通りなら夕方には急いで家に帰るのに、猛烈に帰りたくなくて嘘をつき、まっすぐに家に帰らなかったことがある。
誰にも相談できないこと(それは書かないけど)を抱えていて、居ても立っても居られなくなったお母さん業が4・5年くらいの頃。

現実から逃げたくて、映画でも見るかオシャレなカフェに入るかどうしようかと夕暮れの三条通りを暗い気持ちで歩いていた。
御幸町通りの角にある、1928ビルの前を通った時だった。
「当日のチケットありまーす!」と、大声で呼び込みをしている若者に引き寄せられた。
予備知識もゼロなのに、まさかの最前列で「タイムマシーン・ブルース」を見た。
それが初めてみた、ヨーロッパ企画さんの舞台。

ビルから出てきた時は、爽快感と高揚感でいっぱいだった。
浮かない気持ちもすっかり消えて「ま、いいや。どうにかなるさ」と思わせてくれて、私を現実から連れ出してくれた。

嘘をついて観たので、誰にもその舞台を見た!ということ、最高だったということをすぐに言えない事だけが唯一のモヤモヤすることだった。
けれど、その秘密を一人で胸に持っている事がお守りみたいな感覚になった。
お守りは、とても効果的だった。

その後ヨーロッパ企画さんとは、同じ京都ということや縁もあって、毎回舞台を見に行くことはもちろん、色々なことでお世話になっている。
結成20年を迎え、 「サマータイムマシン・ブルース」「サマータイムマシン・ワンスモア」の交互上演を全国各地で舞台公演中。
京都で行けなかったので、私は大阪で拝見するつもり。新しいお守りまたもらいに。

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そして、もう一つ。ヨーロッパ企画さんが製作する、「京都インディーズ・ジョーンズ」(KBS京都テレビ) に、9/1(土)24:00~KBS京都にて放送(※9/8(土)24:00~再放送)にモリカゲシャツが!
モリカゲシャツの研究(取材)なんだけど、これまた色んな偶然が重なって、息子も出演させてもらうことに。

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左から、女優の藤谷理子さん、森蔭晨之介、森蔭大介、俳優の永野宗典さん。
”インディーズたち”を研究するインタビューバラエティ番組ということで、どんな仕上がりか私もとっても楽しみ。
(放送日は京都インディーズ・ジョーンズでチェックしてください)

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失敗をした時、失くし物をした時、時を戻したいと思う。
先日は自分の結婚式の引出物にした記念のお皿が割れた時、思った。けれど、やっぱりタイムマシーンがないし、1分でも昔に戻れない。

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だいたいのものは捨てれるけれど、直せるものなら!とお皿をSTOCKROOMさんに相談して金継ぎ してもらいました。

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・・・・「でも大丈夫よー」と言ってくれて

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ヒビもちょっと面白く、継いでもらいました。

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形あるものは滅びるし壊れること知っているのですが、継ぎだり繕いだりして、未来にとも思う今日この頃です。

夏のタイムマシーン

 

 


著者プロフィール

月刊『IN THE POCKET』毎月27日公開
icon_mayumiモリカゲ マユミ

「モリカゲシャツの企画・販売係 面白いこと担当」

MORIKAGE SHIRT http://mrkgs.com

ebebe  http://ebebe.jp