こんにちは、日比谷店の田中です。
唐突ですが皆さん、swimmieというハンカチ屋さんご存知でしょうか。

そのホームページの冒頭文が素敵なので、紹介させて下さい。

“氷は、溶けながらにして身の程を知る宝石のようでありました。

表面がきれいに削られていても、原石のままでも、それは氷にはかわりなくほどけてゆき。
けっきょく、こころは水のままであります。”

どうですか?

僕の偏差値でどこまで分かった気になれるかちょっとあれなんですが、なんだか涼やかで清潔感のある素敵な文章ですね。

高校2年夏休み前、最後の現代国語の授業。
窓際の席にいる僕は先生に指され、課題で出ていた散文詩を発表する事に。
上記の詩を穏やかな声で読む。
隣に座る幼馴染の広瀬すずちゃんは逆光で少し目を細めながら、僕を見上げている。

詩を読み終わった時に、そんな、想像を、突然、しました。
ちなみに、僕の、高校は、男子校、でした。

さて。
お盆も過ぎ、夏休みも佳境にさしかかりました。
僕は埼玉の田舎から始発に乗って日比谷へ通っているのですが、夏休みはけっこう乗車率高くて座れない事もしばしばです。
特にお盆休みのシーズンはけっこう混んでいました。

見ると家族連れか、10代の女子グループが多いですね。
もうね、だいたい一発でどこ行くか分かります。

東京ディズニーリゾートです。

都内行くだけっス、みたいな顔したカップルもちゃっかり例のポップコーンの入れ物を紙袋からsay helloさせていたり。

女子グループは流行っているのか、遠目で見ると何か浮き出てきて、それ見ると眼良くなる、みたいなデザインのディズニーキャラTシャツ着てますね。( 伝わりましたか?

小さい子は頭に耳とか付けちゃってて。まだここ熊谷だよ?

と心の中で微笑ましく、そして仕事に向かうオレに座らせろという思いで見つめていました。

ちなみに皆さん早起きして遊びに行くからか、朝からすごいハイテンション。
とにかく騒いでいて車中がクラブでテンアゲ、パリピ状態でした。( 伝わりましたか?

そんな中、釣りに行く様子の父と子が。

静かに座り、父が子にそっとお茶を渡しました。
子は一口飲むと、これは何?と。
そして父は言いました。

それはジャスミンティー

ちょっと癖のある お茶

うるさい車内で、凛とした音色の風鈴を聞いた様な、そんな心が穏やかになる言葉と、まるですげぇ事言ったかのような間とタメ。
妙に心に残りました。
何より言いたい。ちょっと癖のある、お茶。
って僕も誰かにジャスミンティーを紹介したい。

冒頭に書いたメタファーが散りばめられたようなswimmieの文と、すこーんとシンプルな父の一言。

無理矢理このブログにオチをつけるなら、そう!

日本語って、いいですよね。

(おわり)

日比谷スタッフ 田中

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※ 写真は先日、地元の町内会で集まった中学生達と花火をした様子です。
今年も夏っぽい事出来ました。