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ドイツ・ベルリンのコーンブレッド

そろそろ秋だけど、初夏のドイツ・ベルリン自炊生活のつづき。
ベルリンの北側ウェディング辺りは移民の人々が沢山住んでいる。前回のベルリン滞在はクロイツベルグで移民の人々が大勢住んでいてまるでトルコだった。その雰囲気が気に入っていて今回のクロイツベルグを探したが、いつの間にか人気地区になってしまいアパートメントの家賃は高騰。仕方なく他を探して今回のところになったのだが、行ってみたら濃ゆい顔つきの人がうようよ。クロイツベルグほどトルコ食品店はなかったが、トルコ人が営む安い八百屋さんもケバブ屋さんもトルコ食堂もたくさんあった。
イスラム教ではあまり表に出て来ない女性が家庭料理を作っているトルコ食堂があり、ある日の夕方友人とそこへ行ってみた。トルコにはたくさんの小麦粉料理があり、薄い小麦粉の生地に具を挟んで焼くギョズレメもパンの仲間だろうとギョスレメをチョイス。
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具は好みのものを選ぶ。私はナスとチーズ。チーズは羊か牛かを選べ牛に。友達が食べたのはほうれん草と挽き肉とチーズ。ナスの味付けが私にはちょっとしょっぱかったけれど、ひらひらの生地もおいしかったしペロリと完食。別の日に別なお店でファラフェル付きの野菜プレートを注文。カットされたピタパンが大量に付いて来た。
近隣のトルコ人が営む八百屋さんにはピタパン、フラットブレッドなどトルコパンも販売されていた。気にはなったけどここはドイツ。アパートメントではドイツパンを食べるようにした。

さてドイツパン。
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これはヒマワリの種が入ったWeizenmichbrot。ライ麦よりも小麦率が高いパン。直径は25㎝くらいかな。これをひとつ買うと食べ終わるのに2日以上かかる。ひとりだからね~。スーパーのパン売り場に置いてあるスライサーを使ってみたくてかぼちゃの種入りのライ麦パンを買った。イラストで描かれた手順に従ってパンをスライス。一枚ずつスライスするものではなく、ガガガガッと一本一気にスライスタイプのマシン。厚さは1㎝。マイサイズというか私好みの厚さで(^^♪ スライスはあっという間に終わってしまい手順に従って袋に入れてレジへ。またやりたい!と思ったが、パンが食べ終わらない。かぼちゃの種入りのこのパンはライ麦率が高くどっしり重たかった。結局ベルリンにいる間に食べ終わらなくてポルトガルまで持参(苦笑)

スーパーのインストアベーカリーでマイスブロート・コーンブレッドにも出会った。タイで食べているのに似たハード系のラグビーボール型。小麦粉ととうもろこしの粉の生地で粒つぶも入っている。私がうじうじと買うか迷っていると
「これ何? 新しいパンなの?」
「コーンブレッドだってー」
「おいしいのかなぁ?」
「どうする?」
「・・・やめておこう」
こんな会話が聞こえてきた。あれはドイツ人だったのか? 英語だったのでドイツ人ぢゃない? ひとりがドイツ人でもうひとりが外国人? 日本人は新しいもの好きだけどドイツ人は保守的らしい。私は日本人なので買ってみたけど、パンには全く酸味がなく日本人好みのしっとり食感。私にはちょっと重たかったので、もっとしっかり焼いてくれたらなぁと思いつつトーストして食べた。ドイツであの手のコーンブレッドは受け入れられるのかなぁ???

ベルリンで食べたライ麦パンに酸味はほどんどなく食べやすかった。ってそういうのを選んだのは私か(^^♪ パン屋さんにもスーパーにも食べたいパンはわんさかあったがなにせひとりなので胃袋はひとつ。後ろ髪を引かれながら店を出ることが多かった。せめてもう少しパンが軽ければもうちょっと食べられたのに。。。またドイツへドイツパンを食べに行くか~⁉

ポルトガルへ持参したかぼちゃの種入りライ麦パンはリスボンでラスクにして日本へ持ち帰った。愛パン家だものエライ⁈

*まさこぱん*


著者プロフィール

月刊連載『NO BREAD NO LIFE』(まさこジャム)毎月12日公開
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渡邉まさこ(わたなべまさこ)

愛パン家(ときどきパンライター、アドバイザー、審査員。)
その昔「パンの会」主宰