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ひねもすの開運小槌とケンコバ

こんにちは、なかがみです。
年の瀬が迫り、みなさんお忙しくしていると思います。
僕の年の瀬は、あまり普段と変わらない日々なのですが、我が家ではどうしてもこれをお願いしなければ年が暮れないというのがひとつあります。
それがこの「ひねもす」さんの開運小槌。
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この小槌の中には、縁起を担いだ小さなオブジェが色々と入っているのですが、それを納めて行く過程の職人さんの口上が小気味良くて楽しいのです。
入っているのは恵比須様、大黒様、瓢箪が6つ、小判、南天、達磨、サイコロ、破魔矢、蛙、狸の10種類。
ここ何年も毎年新調しているのですが、ご利益云々よりも職人さんの口上が聞きたくてお願いしているようなものです。

思い出して書きます。口上はだいたいこんな感じ。
「さあ、まずは恵比須様大黒様が入りました。恵比須大黒の一対で家内安全商売繁盛です。ご主人は外で頑張って、奥様が人間関係を繋いでくれますよ。続きまして瓢箪が六つ。六つ入ってこれがすなわち六瓢箪で無病箪、無病息災。次は小判です、小判が入ります。小判は今なら20万円くらい。ほら20万円が入りましたよダンナさん!きっと金運が回ってまいります、これでお金の心配はいりません、よかったねえ!続いて南天です、難を転ずる、すなわち転じて悪いものが近づかないようにしてくれます。安心してね。次は達磨さん、七転び八起きで必ず良い方に起き上がります。もし転んでもメゲなくて大丈夫!すぐに起き上がっちゃう。次はサイコロですよ、どこに転がしても目が出るサイコロ、おっとゾロ目だ4のゾロ目!ダンナさんあなた引きが強いねえ!グッと運を引き寄せるよ。さあ破魔矢です、魔を射って厄を落とします、これは八方の厄を除けますよ。そして蛙!大事な人が無事帰るよ、毎日無事におうちに帰りましょう、あとこれはね、出てったお金が帰るご利益もあるから、安心して遣ってくださいよ。いっぱいお金遣ってね、さて最後は狸!たぬきは他を抜くんです、人より秀でて勝りますからね、頑張ってくださいよ!さあ全部入ってこれで出来上がり」

トントントーン♫と心地よいリズムで、縁起物が小槌に納まって行きます。
口上は縁起物に命を吹き込む職人さんの言霊。
ひとつひとつのオブジェが職人さんの言葉でありがたみを増して行きます。
職人さんの声がご利益なんですね、それが聞きたいから出向きます。
聞いていると、きっと来年は良い年になる気がしますね。

さて、話が変わって今年は面白いことが色々ありました。
表参道を自転車で走ってたらすれ違いざまに「今のケンコバ!?」って言われたり、
初めて会った取引先の方に「すいません、話の前にケンコバに似てるって言われません?」て言われたり、
布袋寅泰さんのライブの帰りに「ケンコバさん!いつも見てます!」って言われたり、
京都で木村祐一さんに会った時に「あんたケンコバ似てるわ!」って言われたりしました。
以前から言われてたんですが、今年は特にその声が多かった気がします。
木村さんにも言ったんですが、悪い気は全然しなくてむしろちょっと嬉しいという。
味わい深いイイ男に例えられるのは嬉しいものですよ。
思うにいろんな人と知り合う中で、だんだん本人と顔を合わす日が近づいている気もするんですが、実際に会った時には僕の方が年上なので「そっちが似てるんだぞ」って言ってあげようと思います。
って色々じゃなくて、全部ケンコバネタでした。

あ、あと今年はもっと面白いことがあったんですが、それはまだ決着を見ていないので、落ち着いたらお話しさせていただきます。

では、みなさまよいお年をお迎え下さい。
来年はガラクタスニーカーネタからスタートします。


著者プロフィール

月刊連載『GARAKUTA HAVEN』毎月28日公開
なかがみやすお

1970年生まれ。戌年。
アパレルの販売を生業としています。
若い時は某アーティストのマネージャーやスタイリストとして動き回っていた時代もありましたが、
30代以降はアパレルに腰を据えて『ゲストサービスの正体を見極める』を胸に秘めて仕事をしています。
この5年半は明治通りのショップで統括店長兼バイヤーとして、多忙に翻弄される日々ですけれども、正直毎日とても楽しいです。
洋服が好き。グラフィックデザインが好き。カスタムすることと工夫することが大好きです。人生は工夫だと思っています。
ここでは僕が心の拠り所(HAVEN)とする、 ガラクタっぽいけど良デザインなモノをご紹介していきます。