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「パンのスライス」

むかしむかし、パンは大好きだったけれどパン切りナイフを持っていなかった。今のようにパン切りナイフがそこかしこで販売されていない頃の話。
それでパン好き少女の私は「サプライズでパン切りナイフをプレゼントしてくれたひとと結婚したい」と冗談に思っていた(^^♪
24歳のときにパンの会を旗揚げし、パン好きでもパン切りナイフを持っていない現状打開のためにお手軽なパン切りナイフを仕入れてイベントで販売。その後スイスのウェンガーのパン切りナイフを扱っている会社から連絡があり、よ~く切れるウェンガーのパン切りナイフをサンプルとしていただいた。私に初めてパン切りナイフをプレゼントしてくれたのはウェンガーナイフの担当者の武田さんという女性だった。プレゼント→結婚という思惑はすっ飛んでしまった😢
その後ウェンガーのパン切りナイフを愛用。今ウェンガーのナイフ部門はヴィクトリノックスVictorinoxに吸収されてしまった。とはいえ私は今でもウェンガーのスイホーという刃渡りが長めのパン切りナイフを愛用している。
といいつつ、パンのスライスで一番登場率が高いのは文化包丁。パン切りナイフは波刃なので食パンなどをスライスするとスライス面がほんの少し波打つしパン屑もたくさん出る。さらクロワッサンにも△ それでちゃんと研いでよく切れる文化包丁が大活躍。ケーキ屋さんで使っている刃が長いストレートのナイフを購入すればいいのかもしれないが、自分で研いだ包丁でOK(^^♪
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1センチ厚さのパンが好きな私なので、ノンスライスのパンを買ったときは真面目にパンのスライスをする。とくに山食の場合はスイホーと文化包丁を用意。ストレートの刃はハード系には不向きで山に刃が入らない。そこでまずは波刃のスイホ―で山の部分に1センチ間隔で切れ目を入れる。その後文化包丁で力を入れないように丁寧に切って行く。ちなみに角食の場合ははじめから文化包丁。
出来上がりがコレ。
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上手にスライスできるとご機嫌😊だけど、気が散っていたり何か不具合があると1センチ厚さの12枚(通常の一斤は一辺は12センチ)にならなかったり不揃いなってしまったりして哀しい気分になる😢
パン屋さんがおいしく焼き上げてくれたパンだもの、大切に心を込めてスライスしておいしく食べなくちゃ!(^^)!
パンを上手にスライスするのに必要なのは
よく切れるナイフまたは包丁と愛情💛

*まさこぱん*


著者プロフィール

月刊連載『NO BREAD NO LIFE』(まさこジャム)毎月12日公開
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渡邉まさこ(わたなべまさこ)

愛パン家(ときどきパンライター、アドバイザー、審査員。)
その昔「パンの会」主宰