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「ポルトガル・ポルトのパン」

梅雨が必要なのはわかっているが、雨降りのお出かけは好きぢゃない。傘をさすのも傘を持って歩くのも手がふさがっていやだし、ハード系のパンにもあの湿気はよろしくない。
だからというわけではないが、梅雨入りがと同時に日本を発ち初夏のカナダ/バンクーバーへ向かった。10日間を知人友人と過ごし、ときどきひとりで散歩したりスーパーマーケットで物色したりパン屋さんへ行ってみたり……。10日もあると思っていたらあっという間にさよならの日がやって来た。
カナダ滞在中一度も雨には降られず、時間の許す限り散歩(17キロ歩いた日は筋肉痛になった)をしていたら強い日射しで日焼けをした(^^;

傘要らずで快調だったのに、カナダから大西洋を飛んで着いた先のポルトガルのポルトは冷たい雨☔
アパートメントに荷物を置いて、仕方なく傘持参でお買い物。アパートメント暮らしの初日は飲み物や調味料や買い物が多いのであの雨は(>_<) それでも頑張って野菜や果物、パンまで買って部屋に戻り、お料理をして初めてのポルトのパンをいただいた。市場内にあるパン屋さんで買った大きなパンの1/4個。ライ麦入りらしくちょっと灰色。酸味はないけど食べると重たかった。疲れていたせい? 翌日はまずインフォメーションへ。フリーペーパーを片っ端からもらって来て街チェック。あったよ〜パン屋さん情報(^-^)v まずは新しく出来たらしいTERRA。石臼挽きの小麦とライ麦でさらに自家製酵母でパンを作っているこだわりのパン屋さん。どこぞかのお国にあったらすぐさま話題になりそう(^^; メルカード/市場の一角にあるのTERRAはとてもお洒落な店造り。パンの種類は少なくほぼ食事パンだった。ちょっとライ麦入りのパンとカボチャなどの種入りさんのパンを買って夜ごはんで食べてみた。ライ麦入り500g2.5ユーロのパンはムチッとした食感で少し酸味がある。ゆっくり食べていると次第に甘味が感じられた。 種入りほう500g3ユーロはたぶん同じ生地だが種の油分のおかげで食べやすかった。食感も若干軽めでどちらかというとこっちのほうが好き。 おいしいしいいパンだけど、食べながら 「日本のパンは良く出来ているな〜」と考えていた。 c_jyam42-a

2日後、今度は薪窯のパン屋さんへ。PADARIA Formosa。ポルトのFoz地区で1922年からやっているパン屋さん。住宅街にあって併設のカフェには地元民らしきひとが大勢いたし、サクッとパンを買って行くひともたくさん。もたもたしているがのは私くらいだった(^^;
ここでは小ぶりな食事パンあれこれと大きめのをひとつ。どっちも火通りが良く軽い食感だし口どけも🙆
薪窯で焼かれた香りはあまりわからないけど、あの食感はおそらく薪窯だからにちがいない。ちなみに小さなパンたちは0.3~0.5ユーロ。
欲張ってたくさん買ってしまったけどけっこう食べられてホッとした。全部はさすがに無理だったけどね。

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週末はラッキーなことにポルトのお祭り聖ジョアン祭。子どもが遊ぶようなピコピコハンマー🔨で会うひとを叩き、イワシの塩焼きを食べて飲んで夜は花火🎆ってお祭り。私はハンマーを買わなかったけどピコッと叩かれたし、夜は部屋から花火🎆も見られた(^^)d
花火スタートが深夜0時ってのにはびっくりだったけどね。
日が長いので夕方?7時頃、アパートメントの外はイワシを焼く煙が立ち込めていてすごかった。あそこにいたら全身あの匂いになりそう。パンを食べているときあの匂いは△なので、あわてて部屋に戻って窓を閉めた(^^;

ポルト滞在は一週間。他のパンも買って食べていたので、冷凍してしまったTERRAパンはリスボンへ持参して大切にいただきました。

〜つづく〜

*まさこぱん*


著者プロフィール

月刊連載『NO BREAD NO LIFE』(まさこジャム)毎月12日公開
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渡邉まさこ(わたなべまさこ)

愛パン家(ときどきパンライター、アドバイザー、審査員。)
その昔「パンの会」主宰