@『気ぬけごはん』とラーメン

料理研究家として、また文筆家としても活躍している高山なおみさん。
高山さんから、なんのフィルターも通さずに出てきたような、すなおな文章が好きで
とくに心がさくさくしていて、すごく嫌な人になってるなーという時に読むと、浄化されるような、そんな感じがします。

こないだの休日、お店でコーヒーを待ってる間にこの本を読んでいました。
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『気ぬけごはん』高山なおみ著
ある雑誌で連載されていた料理エッセイをまとめた一冊です。
もくじを見るとさまざまな料理名が載っていて、一見レシピ集のようですが、
文章と、簡単な調理工程、挿絵のみで構成されていて
できあがり写真や詳しい分量などは一切載っておりません。
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いくつかある中で気になったのが、「ベトナム風塩ラーメン」。
なんと、お馴染みの袋ラーメン「サッポロ一番」の塩味がベースのレシピです。

「ナンプラーをかけながらすすると(中略)、これだけで充分にベトナムの味です。」
「レモンの皮の風味がナンプラー味のスープに移って、ベトナムの風が吹くのです。」
わたしはベトナムには行ったことがないけれど、この 文章になんだかそそられました。
読んでいたら作ってみたくなってきて、(わたしでも出来そうだなと思って)
帰り道にスーパーに寄り、材料を揃えました。

レシピを何度も見ながら、完成写真に近づくよう作るのも達成感があっていいけど、
書かれている文章だけをたよりに、頭の中で想像しながら作るのは、
何にもとらわれる必要がなく、自由でいいなあと思いました。

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(下に見切れているのはスーパーで買ったコロッケ。揚げ物コーナーでいつも誘惑に負けてしまう。)