毎日がスペシャル

毎日がスペシャル

毎日がスペシャル まどみちおさんの童謡「ふしぎなポケット」のように、ポケットをたたくとコラム(言葉)が溢れればいいなと思って 「IN THE POKET」とタイトルをつけた。 毎回滑り込みの入稿 だったけれど、チャンスを …

奇跡も語る者がいなければ

奇跡も語る者がいなければ

月の本棚 八月 奇跡も語る者がいなければ これはあの映画(『カメラを止めるな!』)のようなところがある。 最初だけ我慢する。もしかして……と少しずつわかってくる。最後まで読み、全貌が明らかになり、俯瞰する天使の目を得たと …

手放す自由。

手放す自由。

手放す自由。 或る日、無理をして久しぶりに知人に会いに出かけた。 面倒くさがりだから、無理をして会いに行くのは珍しいことだ。 でも、そうしてでも久々に会いたいと思った。 数年ぶりの再会だったが、穏やかで思慮深い彼女の印象 …

僕はここで、店を続ける

僕はここで、店を続ける

四十二杯目 僕はここで、店を続ける 夏に死んだ金魚は、秋に金魚草になるという。 キャンプ、フェス、海水浴、バーベキュー。夏にわくわくしなくなったのは、オヤジになったということか。 でも、オヤジになることを嘆く必要はない。 …

ポルトガルのパン/リスボン

ポルトガルのパン/リスボン

「ポルトガルのパン/リスボン」 ポルトガルから帰国して早いものですでに1ヶ月。 帰国したころはまだ梅雨で涼しかったが今は猛暑。 涼しいはずの実家/北山も今日は35度と恐ろしい暑さになっている。 北山も湿気がないので暑くて …

閉店、閉点、閉展

閉店、閉点、閉展

閉店、閉点、閉展  「一路多彩」も43回、いよいよ大詰め、できれば空に浮かび、水に漂い、地を穿つような3つの断章を添えて、ここに手向けて、流れを結びたい。  閉店・・  これまでにもお話ししたが、私はル・プチメックの今出 …

アイリッシュパブ

アイリッシュパブ

「アイリッシュパブ」 東京に最初のアイリッシュパブが出来たのは1995年の春、六本木のパディフォリーズだった。昨年閉鎖された六本木の有名なロアビルの地下1Fで、建物正面の通りからのアクセスもよく、ダブリンのテンプルバーエ …

バタフライと蛸とサンダルと

バタフライと蛸とサンダルと

蛸のサンダル 第34 話 バタフライと蛸とサンダルと 4⽉から連載を休んでいました。ごめんなさい。 独⽴起業して余裕がなくなったとか⾔うと、いままで余裕があったのかよ、とツッコミがありそうなのですが。 前回の終わりに書い …

8月 バインミー

8月 バインミー

8月 バインミー  おそらくバインミーには旬がないと思う。でも、ぼくが言うバインミーは〈レフェクトワール〉のもののことで、それだと夏の間しか売っていないから、やはりこの季節の食べ物なのである。  バインミーをはじめて食べ …

偉大なるフランスの反戦映画

偉大なるフランスの反戦映画

風の薔薇 15 『大いなる幻影』  偉大なるフランスの反戦映画  フランスのヌーヴェル・ヴァーグにスポットを当てて、連載を続けてきた「風の薔薇」だが、今回が一応、最終回となる。コラム再開の可能性もあるが、ここで区切りをつ …

あなたに会えてよかった

あなたに会えてよかった

あなたに会えてよかった もう、前しか見ない生き方でいいと思っているのだけれど 昨年の2月、息子が成人になったこともあり自分の「20歳」について振り返ろうか?としたけど、今じゃないかも・・・と思って、やめた。先日また書店で …

食べたくなる本

食べたくなる本

月の本棚 七月 食べたくなる本 80年代、わたしは図書館に通い、料理の本を一生分読んだ、と思った。自分のキッチンを持ったときにはもう、何かを見ながらつくることをほとんどしなくなった。たまに美しい料理本を見ると、手にとって …

クリエイティブの民主化。

クリエイティブの民主化。

クリエイティブの民主化。 これは第一回目の連載でも少し触れたのだけど、僕はサイフォン・グラフィカというデザイン事務所を主宰している。サイフォンというのは半分器械任せのコーヒー器具で、ハンドドリップとコーヒーメーカーの中間 …

福岡充実記

福岡充実記

“福岡充実記” なにが嬉しいかって、それは東京からはるばる飛行機に乗り大好きなレストランを訪れる事と大好きな人達と来られなかった分、たくさんの話をして気持ちを伝えること。それに加えてオススメのお店に連れて行ってもらえるだ …

ポルトガル・ポルトのパン

ポルトガル・ポルトのパン

「ポルトガル・ポルトのパン」 梅雨が必要なのはわかっているが、雨降りのお出かけは好きぢゃない。傘をさすのも傘を持って歩くのも手がふさがっていやだし、ハード系のパンにもあの湿気はよろしくない。 だからというわけではないが、 …

鼠輩(アウグストゥス万歳!)

鼠輩(アウグストゥス万歳!)

大車輪9 -鼠輩(アウグストゥス万歳!)-  オーストリアの作家ヘルマン・ブロッホ(Hermann Broch)の長篇『ウェルギリウスの死』(1945)をめぐるコラムシリーズもいよいよ今回が打ち止めとなる。ということで、 …

「新木場でプロレスと焼鳥」

「新木場でプロレスと焼鳥」

「新木場でプロレスと焼鳥」 このコラムではアイルランドだけでなく、音楽、酒そしてプロレスといった私の個人的趣味のトピックをおもいつくままに書いているが、見返すと焼鳥屋の話題が何度か出てくる。今回も、新木場「1stRING …

「天才ヴィゴの夢のような作品」

「天才ヴィゴの夢のような作品」

風の薔薇 14 天才ヴィゴの夢のような作品 『新学期 操行ゼロ』ジャン・ヴィゴ  さて、「風の薔薇」の14号は、ヌーヴェル・ヴァーグの監督ではないが、ヌーヴェル・ヴァーグに多大な影響を与えたジャン・ヴィゴの『新学期 操行 …

7月 ゴーヤ

7月 ゴーヤ

7月 ゴーヤ  ゴーヤという沖縄の呼び名が一般的になる前は苦瓜(にがうり)と呼んでいたと思う。園芸学ではツルレイシと言うのだそうだ。  ゴーヤをはじめて食べたのは、たぶん新橋の沖縄料理店で頼んだゴーヤチャンプルーで、島豆 …

閑話:風通しの良い暮らし

閑話:風通しの良い暮らし

閑話:風通しの良い暮らし 今の住まいに引っ越してきて、気がつくと8年になろうとしている。 その前は二条城の近くにあった古長屋に住んでおり、天井の雨漏り、木建具の隙間風、ネズミやイタチが屋根裏を走り回る環境はけっして良かっ …