『ケトル』の特集が面白かった 1.

今月の雑誌ケトルの特集が個人的にとてもツボだったという話。

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『今こそ!ブレードランナー 特集』ということで、SF映画の金字塔 『ブレードランナー』にまつわる考察が展開されるんだけれど、そこを切り口に “AI”、 “アンドロイド”、成毛眞さんによるSF小説の紹介・・・と、とても読み応えがあってとにかく面白かった今月のケトル。人工知能の本を1、2冊読むなら、これ1冊でいいんじゃないのと思ったくらい。

テクノロジーの飛躍的進歩が驚愕の速さで進行し、今のように第三次 AIブームになるとやはり “シンギュラリティ(2045年に人工知能が人間の知能を凌駕し、その後の予測がつかないという話)” の話題が必ずというほど出てきて「人間の知能を超えたAIが暴走をするのでは・・・」といったSFのような話になったりする。
少し前には韓国人の世界トップ棋士にGoogleのAlphaGoが勝利したという大きな話題などもあったりで、恐らくそういったことがこの手の不安を助長させているような気もする。
ぼくはこういった話が大好きで、本や記事を読んでいるだけのもちろん素人なんだけれど、シンギュラリティ、AI脅威論については、楽観的でエンタメ程度に思って読んでいるし、イメージとしては “2000年問題” が話題になっていたあの頃の印象に近い。どちらかといえば、小学生の時にビビりながらも夢中で読んでいたノストラダムスの大予言の方が ”うわぁ、人類は滅亡するんや・・・ ” と結構本気で信じ、子供心に不安いっぱいで怖かった。
とはいえ、あの物理学者S・ホーキング博士が「人工知能の進化は人類の終焉を意味する」「人工知能の発明は人類史上最大の出来事だった。だが同時に、『最後』の出来事になってしまう可能性もある」(『人工知能 人類最悪にして最後の発明 』の中にも書かれている)なんてことを言われているし、イーロン・マスクさんも「人工知能は核兵器よりも潜在的な危険をはらむため、我々は細心の注意を払う必要がある」と警鐘を鳴らしているくらいなので(まぁ、そんなイーロン・マスクさんが人工知能開発会社に莫大な投資をしているといった話もあるくらいなので、よくわからないんだけれど )、ちょっとドキドキしたりもする。”ちょっと” なのは、その頃にはもう自分がこの世にいない可能性の方が高いと思っているから。

今回のケトルには、ロボット、アンドロイドの研究開発の第一人者の方やAI研究の専門家の方がインタビューに登場されていて、”AI脅威論” については、どの方のお話からも受ける印象が否定的なものだったので、何だかホッとする。
でもなぁ・・・”ですよね、人型のロボットに襲われることは恐らくないですよね” とは思うものの、人為的な操作やミス、バグなどが引き金になり、違った形でAIの暴走が始まることもあるんじゃないかなぁと空想してみたり。
仮にAIが暴走するにせよ、個人的には ”それほどまでにテクノロジーが進んだ世界を見てみたい、それまで生きていれたらいいなぁ” と思っていたりする。

つづく

テクノロジーの話 1.
テクノロジーの話 2.

 

 

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西山 逸成

代表取締役製造補助

Le PetitmecとRéfectoireの隊長をやっています。