レイアウトって、むずかしい。

日比谷での再開が決まったので久しぶりに書いたら、ぼくのブログがゴジラ祭りの様相を呈して来たので、少し別の視点から書いてみる。
やっぱりお店の話になっちゃうんだけれど。

お店を始める場合、決めなきゃいけないことは気が遠くなるほどたくさんある。内装屋さんやデザイナーさんに丸投げでもしない限り、ぼくらパン屋の場合だと棚の高さをどうするだとか、お客様の動線はどうだとか、細かいことを言い出せば、ユニフォームや包材も決めなきゃいけないし、厨房レイアウトに至っては、大きく、たくさんある機材を限られたスペースに動線を考慮して配置しなければならない。

建物を建てるところから始めでもしない限り、限られたスペースと迫り来る時間の中で、 ”工程の多いパン屋の厨房を実際に使用する人にとってベストなレイアウトに組む” というのは、至難の技とさえ思えてくる。
もちろんベストな厨房は難しくてもベターなものになるようにと頭をひねるんだけれど、仮に “今回は、ついに完璧な厨房レイアウトになったんじゃないか!?” と小躍りしたくなるような気持ちになったとしても、それは平面図を見ながら頭の中で動線をシミュレーションしたに過ぎず、実際に動き始めると “もっとこうしておけば良かった” “配置を逆にしておいた方が良かった” “もう少し高く(低く)しておけば・・・” といった問題があちらこちらからあふれ出るのが現実だったりする。
図面を引いてくださる方も、もちろんぼくも “少しでも現場のみんなの使い勝手が良いように・・・” と一生懸命レイアウトを考える。だから実践での多少の不具合は致し方ない。

どうしてぼくがこんなことを書いているのかというと、もうお気づきの方もいらっしゃるかもしれないけれど、一ヶ月後くらいにうちの日比谷スタッフからぼくが叱られたり文句を言われないようにするためなんである。

これを読んで、 “あっ・・・” と思ったそこの日比谷スタッフ、その通り。

ぼくが京都や渋谷の店で業者さんと打ち合わせの際、仕事中のみんな(日比谷スタッフ)の手を止めてまで呼んで、「これ、どっちがいいと思う?」とか「この吊り棚の高さ、どれくらいがいい?」、「床材は、どっちがいい?」と、いちいち訊いていたのは、「だってそれは、〇〇さんがそっちの方がいいって言ってたから。」と言うための伏線を張っていたのである。

つづく

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西山 逸成

代表取締役製造補助

Le PetitmecとRéfectoireの隊長をやっています。