カプチーノとかカッピングとか 3.

内田さんにいろんなお話を伺っている間にも、豆を少しずつ計量し挽いたものを並べられ、お湯を注がれている。
”これが雑誌などで目にしたことのあるカッピングか・・・” と思い見ていると、「そろそろいい頃だと思いますので、こちらのスプーンを使ってどうぞ。」と内田さん。

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目前には産地などの違う6種類のコーヒーが並べられた。それぞれ豆の焙煎加減も違えば、香りもまったく違う。

「これ、ローストが違うのは、豆の特徴によってそれぞれに合ったものに焙煎される方が調整されているということですよね?」

「はい、もちろんそうです。」

すべてぼくが苦手、飲めないと言い続けていたブラックで、それぞれの銘柄、産地といったものもわからない。まぁ、わかったところでぼくには先入観にすらならないんだろうけれど。
そんなわけで、はじめてのカッピングを経験させていただいた。

「あっ、これは美味しいです。ぼくでも全然平気です。」

「これは、ぼくのイメージするコーヒーに近いです。」

「これは、少しクセが強い気がします。」

「あっ、これ、めっちゃ美味しいです。少し甘みがあって、飲みやすいです。これ、何も入っていないんですよね?これなら水のようにガブガブ飲めます。」

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あぁ我ながら、なんて語彙の貧相な素人丸出しの感想なんだと思ったけれど、結論から書くとどれもすべて美味しく飲めるものだった。
中でも「これとこれは・・・」と、ぼくが特にいい反応をすると内田さんが「おっ!」と言われるので、「もしかしてぼく、少しは違いのわかる男になっていますか?」と言うと「嬉しいです。」と笑顔をされていたので、ぼくの味覚も少しはマシになったのかもしれない。
カッピングをさせていただいたうちの二つはゲイシャという希少な品種だったんだけれど、同じ品種でもまったくというほど味が違うことも知ることができた。

味などの判断基準ができたのもまだ最近であることやその判断方法、スペシャリティコーヒーと呼ばれるものの歴史そのものがまだ浅いということを考えると、話を聞けば聞くほどその判断方法というのは、ワインのテイスティングに習ってられるんだろうなぁと感じた。

つづく

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西山 逸成

代表取締役製造補助

Le PetitmecとRéfectoireの隊長をやっています。